電気屋30代前半男の資格系ブログ

電気系アラサーの資格ブログ

アラサーの電気系ビルメンの資格マニアです。 これまで取得した資格やこれからの資格受験について書いていこうと思ってます。 所持資格:電験3種、エネ管(電気)、一電工(電験による認定)、一電施工、工担総合、消防設備士(甲4)、危険物乙類全類、小型船舶一級

第1級陸上無線技術士に合格見込みです

今回は第1級陸上無線技術士について自己採点の結果合格できてそうなので書いていこうと思います。

〇資格概要
・第1級陸上無線技術士は陸上無線系の中で最上位の資格になります。TV局などの無線設備が管理できるようになります。
・試験は年に2回あります。
・科目は『基礎』(電験でいう理論)、『法規』、『工学A』、『工学B』の4科目です。
・合格基準は科目合格ありで、法規以外は75/125点です。法規は60/100点です。点数調整はありません。
・他の資格による科目免除制度があります。有名どころを書くと、
  電気通信主任技術者(伝送交換) → 『基礎』、『工学A』が免除

〇バックグラウンド
資格に関してどれくらい勉強したかはその人のスペックによって大きく変わってくると思うため、
その資格を勉強する前の知識量などがわかるように書いていこうと思います。
・関係しそうな所持資格:電験3種、エネ管(電気)、工担総合、基本情報
・並行受験していた資格:電気通信主任技術者 
・        学歴:国立大 電気科卒業
・        勉強:どちらかといえば好き

〇受験歴
・1回目:令和元年7月9日(火)、10日(水)
  『法規』、『工学B』の2科目を受験。『基礎』、『工学A』は電気通信主任技術者を同時受験しており、そちらに合格すれば免除になるためそもそも受験しなかった。


 →『法規』、『工学B』合格。『法規』は85点、『工学B』は95点で合格でした。

 

・2回目:令和2年1月14日(火)、15日(水)
  『基礎』、『工学A』の2科目を受験。7月の電気通信主任技術者が不合格だったため免除できなかった2科目を受験。

 →自己採点の結果『基礎』は94点、『工学A』は97点で合格見込みでした。

〇勉強法
・基本は過去問です。
 下記の問題集を買って勉強しました。

 正規で買うと高いため、メルカリを使って中古を入手しました。 

2019-2020年版 第一級陸上無線技術士試験 吉川先生の過去問解答・解説集

2019-2020年版 第一級陸上無線技術士試験 吉川先生の過去問解答・解説集

 

  実際にはこの2016年版を購入しました。安かったですし、新しい年度の問題は日本無線協会にあるため、古い年度まで書いてあるからです。

・1回目の勉強
 同時期にある電気通信主任技術者をメインに勉強していたため、ちゃんと本を使って勉強を始めたのは1週間前からでした。
 時間は1週間1日2時間で15時間だと思います。
・2回目の勉強
 1回目の勉強でこの試験のコツは掴んでいたので、こんども同時受験していた電気通信主任技術者をメインに勉強しており、1週間前からスタートしました。
 時間は1週間1日2時間で15時間だと思います。

〇勉強時間が短い理由
 この試験はほぼ過去問と同じ問題が出題されます。どれくらい同じかというと、5chの有志の方が検証した書き込みを見ると下記のようになります。

一陸 工学A まとめ
A
1 3(H28 7月A-2)
2 4(H28 7月B-1)
3 1(H29 1月A-2)
4 4(H29 1月A-5)
5 2(H28 1月A-7)
6 4(H30 7月A-6)
7 5(H30 1月A-7)
8 3(H24 1月A-15)
9 3(H27 1月A-11
10 2(H28 7月A-11)
11 5(H28 1月A-13)
12 4(H29 1月A-13)
13 4(H25 1月A-12)
14 1(H27 7月A-14)
15 3(?)
16 5(H30 1月A-16)
17 2(?)
18 1(H28 7月A-17)
19 2(H27 1月A-19)
20 3(H28 1月A-18)
B
1 6 3 8 10(H28 1月B-2)
6 3 7 4 10(H28 1月B-5)
6 7 8 5 4 (H27 7月B-4)
1 2 8 9 10(H25 1月B-4)
1 2 2 1 2 (?)

このように8割が過去問と同じです。穴埋め問題では穴埋め箇所すら変えずに出題されるものがほとんどです。つまり無線が全く分からなくても答えを覚えれば合格することができます。答えさえ覚えれば問題すら見なくても、この組み合わせが正解だとわかります。暗記が得意であれば高校生でも合格できると思います。

『基礎』はさすがに計算問題があるため、高校生では難しいと思いますが、暗記系の問題を確実に抑えることができれば可能性があると思います。

私は暗記が得意なほうのため、『法規』、『工学A』、『工学B』は余裕がありましたし、『基礎』についても前提知識があるため勉強量が少なくて済みました。

理解して合格するのであれば難しい資格であると思います。

 

〇所感
 もともと『法規』、『工学B』だけ受けて、電気通信主任技術者を使って『基礎』、『工学A』を免除して、免許をゲットするつもりでした。

 しかし、電気通信主任技術者に落ちてしまったので2回目の試験で残り2科目を合格しようと思いました。電気通信主任技術者が難しかったので、1回目とは逆に無線技術士を使って電気通信主任技術者の科目免除を狙うためです。
 電気通信主任技術者と第一級陸上無線技術士の両方を狙っている方はまず第一級陸上無線技術士を取ることをおすすめします。理由は上記にある通り過去問と一緒な問題が出る確率が高いので暗記で受かるからです。

電気通信主任技術者の制度変更について
 電気通信主任技術者の試験制度が近々変更がありそうな模様です。専門的能力がなくなるみたいです。そうすると第一級陸上無線技術士との科目免除の関連性がどうなるか不明です。
 詳しくは下記のサイトを確認してみてください。

質問等あればお答えします。