職業訓練指導員試験に合格しました【指導方法のみ受験】
今回は職業訓練指導員試験の受験をしたので書こうと思います。
〇資格概要
職業訓練学校やポリテクセンターでの先生になれる資格です。小中高の先生とは別の資格です。
職種別に様々な種類の指導員資格があります。電気系を例にとっても下記のように多くあります。
・電気科
・電気工事科
・電気通信科
・電子科 ←今回受験した科
・発変電科
・送配電科
他の種類については下のサイトで確認してみてください。
〇試験概要
学科試験と実技試験があります。学科試験には、全職種共通の「指導方法」と、職種別の「系基礎学科」及び「専攻学科」があり、実技試験も職種別に実施されます。
開催は各都道府県で開催されており、試験時期もバラバラですが、全体的に9~11月頃に開催される場合が多いです。試験はどこの都道府県でも受験できます。
開催される試験は都道府県によってバラバラで、開催されない職種も多くあります。例えば東京都では理容科、美容科だけが行われています。しかし、「指導方法」だけは全職種で共通なのでどの科でも受験可能です。
〇私の受験概要
私が今回受験した電子科でも「指導方法」「系基礎学科」「専攻学科」「実技試験」があります。しかし、電子科は第一級陸上無線技術士の資格を所持していると「系基礎学科」「専攻学科」「実技試験」が免除になり、「指導方法」のみ受験することになります。
私が職業訓練指導員を受験しようと思ったのも「指導方法」のみで済むから簡単に取得できるという理由です。
詳しくは下記のブログで確認してみてください。私もこのブログを見て受験しようと思いました。
〇バックグラウンド
資格に関してどれくらい勉強したかはその人のスペックによって大きく変わってくると思うため、その資格を勉強する前の知識量などがわかるように書いていこうと思います。
・関係しそうな所持資格:なし(難易度の高い資格:電験3種、エネ管、電気通信主任技術者)
・ 学歴:国立大 電気科卒業
・ 勉強:どちらかといえば好き
〇受験記
私が受験した試験ではマークシートではなく、5肢択一で答案用紙に〇×を書く形式でした。混乱したのは正当を選ぶ問題では〇を書き、誤答を選ぶ問題では×を書くという形式だったことです。〇×が書き間違えていないか確認を何度もしました。
問題は20問で60%(12問以上)以上で合格です。問題は持ち帰ることができないため、自己採点はできません。
過去問は大阪府のみ公開しているため、受験を考えておられる方は一度問題を見ておくことをオススメします。また、ダウンロードしておくことも強くオススメします。その年の試験が終わると過去問が更新されてしまうため、より過去の問題が見れなくなってしまいます。
〇勉強方法
今回、私は「指導方法」のみを受験しました。この「指導方法」についての勉強方法に書いていこうかと思います。
参考書は、他の方のブログにもあるように下記のもの1択です。ほかの受験生の方もこの本を持っていました。
実際の問題もここから出題されていると思います。巻末に○×問題がついています。私は図書館にこの参考書があったため借りて勉強しました。
勉強時間は1週間で約3時間です。過去問を解くとわかりますが、常識的に考えればわかる問題が多く、無勉強でも60%取れたので、勉強はやる気ができませんでした。私は参考書は読まずに、過去問をやって勉強するタイプですので、大阪府の過去問だけだと量が少なかったこともあります。私は大阪府の令和元年度をあらかじめ保存していたので、公開されている令和2年度の2年分を使用しました。
今回受験した県でも同じような問題が出ていたので参考になります。
〇所感
私は教員資格は持っていないので、これで初めて先生になることができます。使う予定は全くないですが、見栄えはいいですよね。
自己採点ができないので不安は少しありましたが、合格しててよかったです。これから免許証については申請するので、免許証が来たらまた記事を書こうかと思います。
最後に合格証書を載せておきます。ちなみに私が住んでいる都道府県では受験日程が合わなかったことから、GOTOキャンペーンを利用して受験してきました。