建築物環境衛生管理技術者(通称:ビル管)試験に合格しました【勉強法など】
今回は建築物環境衛生管理技術者試験、通称:ビル管に合格したので書いていこうと思います。
〇資格概要
この資格はビルなどの建築物の維持管理のリーダーになるための資格です。
3,000㎡以上の特定建築物(ビル、ホテル、ショッピングモール等)には「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」に基づいて、この資格の保有者を設置しないといけません。
試験は年に1回あり、受験には2年以上の設備管理や清掃などの実務経験が必要になります。講習もあります。
試験は180問で117問(65%)以上で合格となります。また、各科目
- 建築物衛生行政概論
- 建築物の環境衛生
- 空気環境の調整
- 建築物の構造概論
- 給水及び排水の管理
- 清掃
- ねずみ、昆虫等の排除
で、40%以上の正解が必要になります。
〇私の受験概要
私は電気設備の管理経験で申請をしました。会社から実務経験の証明をもらう必要があり、会社に黙って受験するタイプの私はここが一番の難関でした。会社から合否について聞かれるためプレッシャーがかかっていやなんです。
実務経験には電気設備の管理でもいいのに問題ではほぼ出ないんですよね。ちょっと謎です。
〇バックグラウンド
資格に関してどれくらい勉強したかはその人のスペックによって大きく変わってくると思うため、その資格を勉強する前の知識量などがわかるように書いていこうと思います。
・関係しそうな所持資格:ボイラー2級、二種冷凍機械
・ 学歴:国立大 電気科卒業
・ 勉強:どちらかといえば好き
〇勉強方法
勉強時間は1か月半で約70時間です。ひたすら過去問題に取り組みました。この試験は計算問題は少なく、ほぼ暗記の試験になります。計算問題は180問中5問程度で全部捨てても問題ないですが、簡単な計算問題ばかりなので苦手意識あっても取り組むことをオススメします。
参考書は下記の通称赤本と呼ばれる過去問題集をメルカリで購入しました。古本なので平成30年度版を購入しました。
この本は解答がまとめて書いてあるタイプで、勉強スタートした頃は1問1答方式で勉強したかったので下記のサイトを使いました。解説もわかりやすくこのサイトだけで合格できるんではないかとも思います。
また、同様に有名なサイトでは下記のものもあります。〇×問題や解説のページもあり勉強になります。
他に私は使っていませんが、オーム社の黒本と呼ばれる問題集もあります。分野別の問題になっているので苦手分野を勉強するときには重宝すると思います。
〇所感
この試験では建築物の衛生管理が主なのでしょうがないのですが、電気分野はほとんど出題されないので、電気屋としては苦労しました。10年で5問も出なかったと思います。ただボイラーや冷凍機械で培った冷凍サイクルなどの知識が役に立ちました。広く浅い暗記が必要なため、上記の資格を先に取っていると少しスムーズに覚えることができると思います。殺虫剤の種類や蚊の特徴は覚えずらかったです。
この資格はビルメン三種の神器と呼ばれ、私はこのビル管でコンプリートしました。ビルメン4点セットも持っているので、完全コンプリートすることができました。
自己採点では141(78%)点でした。内訳は
- 建築物衛生行政概論・・・14/20(70%)
- 建築物の環境衛生・・・・20/25(80%)
- 空気環境の調整・・・・・38/45(84%)
- 建築物の構造概論・・・・11/15(73%)
- 給水及び排水の管理・・・27/35(77%)
- 清掃・・・・・・・・・・20/25(80%)
- ねずみ、昆虫等の排除・・11/15(73%)
です。
最後に合格通知を載せて終わりにします。
質問等あればわかる範囲でお答えします。