電気屋30代前半男の資格系ブログ

電気系アラサーの資格ブログ

アラサーの電気系ビルメンの資格マニアです。 これまで取得した資格やこれからの資格受験について書いていこうと思ってます。 所持資格:電験3種、エネ管(電気)、一電工(電験による認定)、一電施工、工担総合、消防設備士(甲4)、危険物乙類全類、小型船舶一級

測量士補に合格しました

今回は測量士補に合格したので書いていこうと思います。

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〇資格概要

測量士補は測量法において測量ができるようになる資格です。

測量士「補」とあるように、上位資格に「測量士」があります。

測量士補測量士が作製した測量計画に基づき測量作業ができます。計画の作製は測量士でなければできません。測量士補は測量作業だけができます。

・試験は年に1回、国土地理院が開催します。例年は5月に行われますが、令和2年,3年は新型コロナの影響で9月の開催となりました。令和4年は5月に開催予定です。

・問題数は28問で、1問25点の計700点。450点以上(18問)で合格になります。

・試験では計算問題がありますが、電卓の使用はできません。

・地図の問題では定規が必要になるため、持ち込み可能です。

・試験はマークシートの5肢択一で、問題は試験終了までいると持ち帰ることができます。

・試験時間は3時間で、1時間半経過すると途中退出できます。途中退出の場合は試験問題の持ち帰りはできません。

 

〇バックグラウンド

資格に関してどれくらい勉強したかはその人のスペックによって大きく変わってくると思うため、その資格を勉強する前の知識量などがわかるように書いていこうと思います。
・関係しそうな所持資格:なし 
・学歴:国立大 電気科卒業
・勉強:どちらかといえば好き

 

〇受験歴

・初受験になります。

・受験しようと思った理由は、受験資格もなく、受験層も幅広い資格なので、難易度も低く、設備系以外の資格では入門にはピッタリと思い受験しました。

 

〇勉強法

・この試験は過去問が公表されているため、過去問題集を購入し勉強しました。

・他の資格試験ではメルカリ等で中古を買うのですが、今回は最新版を購入しました。理由は測量作業規則が改正されたので古い本では旧規則を覚えてしまう可能性があったためです。

・試験は電卓が使えないですが、勉強中は手計算だと時間がかかるため、解き方を勉強するということで電卓を使って計算をしていました。

・勉強の仕上げとして、アガルートさんで無料ダウンロードした模擬試験を行い、合格点をとれました。

・勉強時間は1日一時間を1か月行いましたので約30~40時間だと思います。

 

〇所感

・初めて土木系の資格を受験しました。電気や機械といった設備系から離れてしまい、資格マニアの道を突き進んでいるように思います。

測量士補は持っていないと測量業務に従事できないため、実務での需要はあるのですが、この資格の最大の魅力は、土地家屋調査士の午前試験が免除になるという特典です。おそらく多くの方はこちらの免除目的で受験をされているのではないでしょうか。

・例年だと5月に測量士補を受験し、合格後に土地家屋調査士を申し込むのが王道のようです。この2年は測量士補の開催が遅いので無理でしたが。

・この資格は工業高校の土木系学科の生徒も受けているため、幅広い年齢層や受験層になっていると思います。(電気科の生徒が電気工事士を受けるようなものですね)

・計算問題は中学数学の知識で可能なので解いていて楽しかったです。しかし、この試験は小数点以下の計算が多いにもかかわらず電卓が使えないのですごく疲れます。勉強中は計算過程を理解するということにして電卓を使っていました。

・試験会場の入口で資格予備校が配布している直前確認問題をもらい、最新の規則改正について書いてあったので目を通していたのですが、UAV(ドローン)を使った測量の記載があり、試験でも似た問題が出たので1問ゲットできました。

・受験した感想は例年に比べ格段に難しかったです。試験当日の夜に資格予備校が解答速報や総評をしていたのですが、そこでも軒並み難しかったとの評価でした。過去問で見たことがない問題も多く、問2では試験終了後、どれが正解かネット上で盛り上がっていました。私も意地悪な問題だと思いました。ちなみに私は正解できました。

測量士補は合格しただけでは測量業務ができず、登録をしないといけません。この費用が15,000円もかかるので迷います。

・自己採点では25/28問でした。2問ほど運で正解したところもありますが、満足できました。

土地家屋調査士の受験については、たぶん受験しないと思います。マークシートだけでなく記述があるので難しそうだからです。