電気工事施工管理技士について(実地試験)発注者・監督者側から
今回は実地試験について書いていこうかと思います。
1.概要
実地試験は前回もちらっと書きましたが記述式です。
具体的な内容は
①施工経験記述(自分が行った工事の内容を書く)
②品質・安全管理(キーワードの品質・安全管理方法について書く)
③ネットワーク計算(ネットワーク工程表を解く)
④電気工事用語(キーワードの内容を書く)
⑤電気法規(法規問題の穴埋め)
の大問が5つです。
2.参考書、勉強方法
私はこの参考書の30年度版を使って勉強しました。
分野別問題解説集 1級電気工事施工管理技術検定実地試験〈2019年度〉 (スーパーテキストシリーズ)
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②,④のキーワードの内容記述は頻出単語についてひたすら通勤の車の中で声に出して覚えました。
③,⑤は紙に書いて覚えました。
3.施工経験記述
この施工経験記述はこれまで隔年で「安全」「品質」が交互に出ています。偶数年は「安全」、奇数年は「品質」です。
なので私は平成30年度に受験したので「安全」についてのみ勉強しました。この流れが崩れて「品質」を出たら落ちていたと思います。
タイトルにあるように私は発注者・監督者側からの記述をしました。どの参考書を見ても記述例は受注者・現場代理人側から書かれており、発注者側からの例はありませんでした。この資格が受注者がとることを考えれば当然かも知れませんが。
そこで私は上記参考書にある添削サービス(別途料金)を利用しました。そうして添削してもらった文章を覚えて書いたところ合格できました。
ただ、受注者側でも添削してもらったほうがいいと思います。人に見てもらうと変なところも見えてきますし。
今年度は流れが変わらなければ「品質」について出るかと思います。
4.その他
この試験は記述式なのでとにかく書いて覚えてください。最近は長文を書くことが少ないと思うので疲れます。字を綺麗に書くことも大事なので慣れるためにも書いてください。
受験者の皆さんは後一ヶ月頑張ってください。実地試験の合格率は高いのできちんと勉強すれば落ちることはないと思います。
合格すると顔写真入りの合格証明書がもらえます。合格後、監理技術者講習を受けると電気工事の監理技術者になれます。私は電気工事をしていないので受けていませんが。
質問等あれば分かる範囲でお答えします。
次はボイラーの受験後に電気工事経験なしで受験する方法を書いてみようかと思います。