消防設備士甲3類で実際に出た実技の問題【2021上期】
消防設備士の試験は問題が回収されるため実際に出た問題を見ることはできません。
5chや青木防災さんなど受験者が覚えて書いているものしかないので、私も少しは協力できればと思い、覚えている限りで書いていきます。
実技は70%だったので正解しているかは保証できません。
鑑別
問1
1.写真を見てそれが何かと用途を答える
→閉止弁:点検時に弁を閉めることで誤放出を防ぎ、事故を防止する。
2.閉止弁は「ある装置」と連結管の間に設けるが、「ある装置」とは何か。
→起動用ガス容器
3.閉止弁を設ける消火剤の種類は何か。
→二酸化炭素消火剤
問2
1.写真を見てそれが何か、選択肢から選ぶ
→圧力調整装置
2.圧力調整装置の用途を選択肢から選ぶ
→加圧用ガスを設計上必要とする圧力に減圧調整するもの
問3
2つの工具の写真を見て何かと用途を答える
1.パイプカッター:パイプをはさみ回転させ塑性切断するためのもの
2.フレアツール:銅管をラッパ状に広げるためのもの
問4
加圧用ガス容器のガス量を測定する手順を選択肢から選んで順番に並べる
問5
二酸化炭素消火設備の模式図があり、機器名が空白になっているもの4つある。そのうち3つは機器名を書く。1つは用途を書く
機器名称:放出表示灯、手動起動装置、ピストンレリーザー
用途:集合管末端の安全弁の用途→配管内の圧力が一定以上になった場合に、二酸化炭素を放出し、配管の破裂を防ぐ
製図
問1 途中まで書いてある系統図を完成させる作図問題(起動用ガス容器から操作管を貯蔵容器に結ぶ作図)
・選択弁が4つ(貯蔵容器の開放本数がそれぞれ18本、12本、6本、5本)
・貯蔵容器は12本しか書かれていない。
・図記号は与えられている(貯蔵容器、逆止弁、安全弁)
→貯蔵容器を6本追加する。集合管の末端に安全弁をつける。選択弁から操作管をつなぎ、逆止弁を書く。
問2 部屋の平面図が書かれている。二酸化炭素の消火剤量、消火剤本数を算出する。
・部屋が2つ(A部屋:32×30×3㎥、B部屋:32×16×3㎥)
・消火剤量は1.2kg/㎥
・容器容量68リットル、充填比1.6
1.A部屋の防護体積は?
→32×30×3=2,880㎥
2.B部屋の消火剤薬量は?
→32×16×3=1,536㎥
1,536×1.2=1,843.2kg
3.1つの容器に貯蔵できる薬剤量は?
→68÷1.6=42.5kg
4.容器を共用するとき、容器はいくつ必要か?
→2,880×1.2=3,456kg
3,456÷42.5=81.31本
よって、82本
5.放射時間は?
→3.5分(二酸化炭素で1.2kg/㎥は通信機器室だから)