電気屋30代前半男の資格系ブログ

電気系アラサーの資格ブログ

アラサーの電気系ビルメンの資格マニアです。 これまで取得した資格やこれからの資格受験について書いていこうと思ってます。 所持資格:電験3種、エネ管(電気)、一電工(電験による認定)、一電施工、工担総合、消防設備士(甲4)、危険物乙類全類、小型船舶一級

電気通信主任技術者(伝送交換)に合格見込みです。

今回は電気通信主任技術者について自己採点の結果合格できてそうなので書いていこうと思います。

〇資格概要
電気通信主任技術者は『伝送交換』と『線路』の2種類があり、それぞれ扱える範囲が違います。電験のような優劣はありません。
・試験は年に2回あります。
・科目は電気通信システム(電験でいう理論)、法規、設備管理、専門的能力の4科目です。
・合格基準は科目合格ありで、60/100点です。点数調整はありません。
・専門的能力は『伝送交換』の場合、5種類(伝送、無線、交換、データ通信、通信電力)あり受験申込の時に選びます。自分の得意なものを選びましょう。
・他の資格による科目免除制度があります。有名どころを書くと、
  工担総合など → 電気通信システムが免除
  第一級陸上無線技術士 → 電気通信システム、専門的能力が免除(無線を選んだことになり免除される)

〇バックグラウンド
資格に関してどれくらい勉強したかはその人のスペックによって大きく変わってくると思うため、
今回からはその資格を勉強する前の知識量などがわかるように書いていこうと思います。
・関係しそうな所持資格:電験3種、エネ管(電気)、工担総合、基本情報
・並行受験していた資格:第一級陸上無線技術士
・        学歴:国立大 電気科卒業
・        勉強:どちらかといえば好き

〇受験歴
・1回目:令和元年7月14日
  法規、設備管理、専門的能力(通信電力)の3科目を受験。電気通信システムは工担により免除。
  専門的能力で通信電力を選んだ理由は、事前知識もあり、この中では得意分野だからです。
 
 →法規のみ合格。設備管理は50点、専門的能力は58点で不合格でした。

・2回目:令和2年1月26日
  設備管理、専門的能力(通信電力)の2科目を受験。

 →設備管理は76点、専門的能力(通信電力)は67点で合格見込み。

〇勉強法
・基本は過去問です。
 データ通信協会のサイトに過去問があるのでダウンロードしました。
 年に2回試験があるため、H30~H25の5年分で10問使いました。
 しかし、解答のみで解説はありません。
・解説が欲しかったためオーム社から出ている通称動物シリーズの各科目の問題集を買いました。
 正規で買うと高いため、ブックオフやメルカリを使って中古を入手しました。

電気通信主任技術者試験 これなら受かる 伝送交換設備及び設備管理 改訂2版

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電気通信主任技術者試験 これなら受かる 法規(改訂3版)

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電気通信主任技術者 これなら受かる 専門的能力(伝送交換主任技術者)

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・1回目の勉強
 過去問を集中的に行い、問題集はほぼ使いませんでした。
 3科目あったので1科目当たりの勉強量は少なかったと思います。
 時間は2か月1日一時間で60~70時間だと思います。
・2回目の勉強
 設備管理のみの勉強を行い、科目合格を狙いました。専門的能力は未勉強でした。
 1科目のため問題集を重点的に使い、過去問は少しでした。割合は問題集7割、過去問3割くらいです。
 勉強時間は1か月1日一時間で30時間です。

〇専門的能力を勉強しなかった理由
 並行して受験していた第一級陸上無線技術士の試験ががこの試験よりも前にあり、自己採点の結果合格してそうだとわかったからです。
 無線技術士を持っている場合、専門的能力は免除になるので下記のルートで合格を手に入れようとしました。
 ①法規を合格
 ②設備管理を合格
 ③無線技術士の免許をゲット
 ④無線技術士で専門的能力を合格扱いしてもらう
 ⑤全科目合格済みになるので免許を申請
 この方法だと⑤の申請を行う際に料金がかかるのでもったいないです。
 しかしなんと2回目の試験で専門的能力を未勉強で合格することができそうなので、追加料金はいらなくて済みそうです。

〇所感
 1回目の試験では勉強量が少なったので全然わかりませんでした。1回で受からなければといけないという謎のプレッシャーがありました。
 趣味で受けているのに何でプレッシャーがあったのかは不明です。
 設備管理で計算問題が出ますが最初から捨てていたのも失敗だと思います。やったら毎年似た問題が出ていたのでやっておくべきだと思いました。確実に得点源になります。
 2回目は逆に無線技術士に受かっていそうなので余裕がありました。最悪落ちても残り1科目だしと。専門的能力に受かっていそうなのはビックリしました。
 今回の専門的能力の通信電力は過去問と同じものが多く、1回目で勉強していたことを結構覚えていました。電力は自分の専門なので運がよかったです。
 電気通信主任技術者の免許には受けた専門的能力が記号で記載されるため、電気屋としては通信電力で記載されたかったのでうれしいです。
 最後に、この資格を取ろうと思う人は先に第一級陸上無線技術士を取ることお勧めします。4科目中2科目免除になりますし、無線技術士のほうが試験として簡単だからです。
 簡単な理由はまた第一級陸上無線技術士の記事で書こうと思います。

〇制度変更について
 どうやら近々制度変更がありそうな模様です。専門的能力がなくなるみたいです。
 詳しくは下記のサイトを確認してみてください。

質問等あればお答えします。